「風俗発言」で炎上した岡村隆史は、かつての僕だ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200517-00072627-gendaibiz-life

風俗は人間の尊厳を相手に差し出す仕事
 そうしていざ風俗で働き始めて感じたのは、
風俗というのは人間として最低限持っているべき尊厳を
相手に差し出す仕事だということ。裸で写真を撮られた瞬間から、
人間であることをやめる作業は始まっていた。
名前も人格も捨て、性的な商品になる作業。
さらに性病をうつされる、あるいは女性の場合だと
妊娠といったリスクとも常に向き合わなければいけない。

実際、僕もケジラミをうつされたり、口に菌が入るため、
毎月のように扁桃炎を発症しては病院に行っていた。
時にはプレイ中に客がゴムを勝手に外していたことがあり、
ものすごい屈辱感とショックを受けて落ち込んだこともあった。

仮にプレイそのものを了承していたとしても、そしてたとえ肉体な
苦痛を伴わなかったとしても、こちらが許可していない性行為を強要される
ことは自尊心を激しく傷つけられる。それまでセクハラや性暴力について
何かを考えることもなければ、考えなくても済む人生だったが、その一件に
よりしばらくまともに食事もとれなくなり、結果的にそれが遠因となり店を辞めた。