無観客が続く中央競馬、1番人気馬の勝率が過去10年で最高…騎手が語る理由とは
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 新型コロナウイルス感染拡大防止策として無観客で開催中の中央競馬で、1番人気に推された馬の勝率が過去10年で最も高くなっていることがわかった。

 日本中央競馬会(JRA)は日本ダービー当日の31日まで無観客競馬の継続を決めており、ファンには興味深い傾向といえそうだ。

 JRAが無観客で実施した2月29日から今月3日までの全696競走のうち、1番人気は244勝し、勝率は35・1%。今年1月から2月23日までの勝率31・3%に比べ上昇し、年単位では過去10年で最高の2017年(33・5%)を上回った。
 3着以内に入る割合も67・4%と、過去10年で最も高くなっている。

 人気馬の勝率の高さについて、関東のある騎手は「ファンの声援に反応して興奮しやすい馬に、静かな環境は好都合。能力差が結果に直結しやすい状況になっている」と分析する。

 堅い決着が増える一方、4月25日には福島、東京、京都の3場で3連単100万馬券が計5本、京都で単勝万馬券が4本の新記録が出るなど、一筋縄ではいかないのも競馬の面白さ。
 GIシリーズ真っ盛りの春競馬は、自宅観戦でもいろんな楽しみ方がありそうだ。

読売新聞オンライン 2020年5月8日 14時54分
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