「マドリーの選手はみんなエゴイストだった」
 
元コロンビア代表MFのフレディ・リンコンは4月29日、『Gol Caracol』とのインスタライブで、
レアル・マドリー時代に活躍できなかったのは、「人種差別のせいだった」と明かした。スペイン紙『Marca』などが伝えている。

1990年のイタリア大会から3大会連続でワールドカップに出場した名手は、96年にナポリからマドリーへ加入。
だが、さしたるインパクトを残せずに、失意のまま1シーズンでスペインへ去ることになった。当時の苦しみをこう語っている。

「私に足りなかったのは、“白人であること”だ。常に人種差別に苦しんきたわけではないが、レアル・マドリーでプレーしていた時はそうだった。
(当時監督だったホルヘ・)バルダーノも、相当プレッシャーがかかっていたため、(リンコンを起用するのは)非常に困難だったと思う」
 
それでも、マドリーには感謝しているようだ。

「マドリーの選手はみんなエゴイストで、プライドが高くて、自分にはヘビーだった。でも、だからこそ世界最高のチームでいられるんだ。
そんな選手たちと切磋琢磨できたのは、とても良かった。いい友人もできたしね」

最後に、マドリーで長くプレーできなかった経験がキャリアにおける“痛み”となったが、「もっとチャンスがあれば成功できたと思う」と語ったというリンコン。
スペインを去った後は、ブラジルでキャリアを送り、2004年にユニホームを脱いだのだった。

5/2(土) 16:21配信 サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200502-00072616-sdigestw-socc

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