大阪府の吉村洋文知事が1日、大阪府庁で会見。この日、兵庫県が、新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業要請を受けず、営業を続ける神戸市のパチンコ店3店に特措法45条3項による全国初の休業指示を出したことに関して、「大阪府民が遠征しているという話もある。依然として営業を続けるパチンコ店に関していかが(な思い)か」と質問された。

 吉村知事は「3密になりやすいことと、多くの人が集まって感染が一気に広がると…、そもそも集まってる人数が多い。その影響が多い。企業(パチンコ店)に要請を強くやるべきだと、大阪府の感染症の専門家からもいただいてる。なので、そこは兵庫のお店ですけど、協力いただきたい。大阪府民の皆さんも、そこに越境して行くということはぜひ控えてもらいたい」とコメントした。

 さらに、「(パチンコ店問題の)背景としては依存症の問題があるんだろうと思う。なので、やはりパチンコについては、国もギャンブルとして認めてなかった。遊戯として認めてたわけで。3点方式というよく分からない方式ですけど、結局これはギャンブルです。ギャンブルとしての規制、依存症対策、これに正面から取り組まないといけないと思う」と持論を展開。

 「コロナとは別の問題かも分からないけど、今回、それが如実に表れてるので。だって緊急事態宣言期間中ぐらいはってお願いしても、越境してまで行こうとするわけだから。それは依存症。そこの対策を」と続けた。

 また、「競輪、競馬は国営。国がきちんと監督権を持って進める。いま止まってるが、進めてるIRは、世界でギャンブル依存症対策とか、そういったものに正面から取り組む規制をしっかりやるという世界標準のルールもあって、国でもカジノ管理委員会を作って、そこはきっちり規制していこうとなってる」とカジノとの違いを熱弁。

 「つまり、ギャンブルであることを認めた上できちんと規制するっていうことが大筋だと思う。パチンコだけはなぜかそうなってない。それに取り組んでいかないといけないと思います」と力を込めた。

5/1(金) 15:38配信 ディリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200501-00000091-dal-ent

写真https://amd.c.yimg.jp/amd/20200501-00000087-dal-000-10-view.jpg

「休業要請、パチンコ店除外を」栃木県遊技業組合が全国初の要望

栃木県内のパチンコ店155店でつくる同県遊技業協同組合(金淳次理事長)は1日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言に伴う休業要請の対象から、パチンコ店を除外するよう県に要望した。組合によると要望は全国初。

 同県は休業要請に応じない6店を公表し、1日までに県内全店が休業している。同組合によると、各店で感染防止策を進めていることなどを理由に休業要請対象から外すように求めた。福田富一知事は「栃木だけ除外すれば、愛好家が越境して来る可能性があり、除外は厳しい」と答えたという。【竹田直人】

5/1(金) 17:13配信
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