緊急事態宣言が1か月程度延長される方針が示されたことで、プロ野球の開幕は、選手の調整期間を考慮すると7月にずれ込む可能性が出てきました。同じ7月に予定されているオールスターゲームの開催も厳しい状況となっています。

プロ野球の12球団は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で5月中のシーズン開幕を断念し、交流戦を中止とするとともに来月中の開幕を目指していました。

こうした中、緊急事態宣言の1か月程度の延長方針が示され、12球団は連休明けに代表者による会議を開き、開幕の日程などについて改めて協議することにしています。

これまでに各球団からは、緊急事態宣言が解除されて各チームが活動を再開できても、開幕に向けた選手の調整期間に1か月程度は必要との意見が出ていて、複数の球団幹部からは「開幕は7月までずれこむ可能性がある」という声が上がっています。

さらに7月19日と20日に予定されているオールスターゲームについても、公式戦が始まっていない中で出場選手を選ぶファン投票はできないなどとして、開催するのは厳しい状況となっています。

2020年5月1日 23時24分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200501/k10012415181000.html