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志村けんさんの死亡が発表されたその日。『ピース』又吉は渋谷でハシゴ酒

朝4時前、バーを出た又吉は「あっちや!」とばかり、大通りを指さす。特徴的なロン毛は頭頂部で結っていた
 酒をこよなく愛し、新型コロナウイルスで倒れるまで飲み歩いた志村けん(享年70)。そんなお笑い界の大先輩が急逝し、小池百合子都知事(67)があらためて、バーなど酒場への出入り自粛を緊急記者会見で呼びかけた2時間後――お笑いコンビ『ピース』の又吉直樹(39)は、渋谷の居酒屋にいた。

 場所はNHK放送センターから徒歩圏内。この日、又吉は芸人仲間の『パンサー』向井慧(さとし)(34)、『サルゴリラ』児玉智洋(40)とパーソナリティを務めるNHKのラジオ番組の生放送があった。仕事終わりに打ち上げでもやろう、ということなのだろう。

 だが、又吉がチョイスした店はこぢんまりとした造りの大衆店。密閉、密集、密接の「3密」が避けられそうにないリスキーな酒場だった。

 又吉が居酒屋から出てきたのは、入店から3時間ほど経過した深夜1時前。

 彼に続いて出てきたのはサラサラヘアの童顔男。児玉だろう。その隣を、店内で合流したショートカットの女性が歩いている。途中、児玉は店から出て何者かと電話。その後、彼女が店に来て児玉の正面に座ったところをみると、彼に渋谷まで呼び出されたのかもしれない。

 児玉の後に出てきたのはキャップにメガネの男。彼らのラジオ番組にゲスト出演した文筆家のせきしろ氏(49)である。

「又吉とせきしろとは旧知の仲。'09年の『カキフライが無いなら来なかった』(幻冬舎)を皮切りに、自由律の俳句集を共著で3冊出している。この3月に新しい句集の『蕎麦湯が来ない』(マガジンハウス)を上梓したばかりだから、宣伝も兼ねてゲスト出演したのでしょう」(芸能プロ幹部)

 又吉にしてみれば、仕事終わりに仲間と遅めのディナーに行くぐらいの感覚だったのかもしれない。だが――本誌が驚いたのはこの後だ。朝から志村の訃報が駆け巡った影響か、さすがに若者たちも姿を消した渋谷のネオン街をさらに歩き、又吉一行はバーへ入ったのだ。

 ハシゴ酒が終了したのは、それからさらに2時間半が過ぎた朝4時前。

 大通りまで歩いた後、せきしろ氏がタクシーに乗り込み、3人が頭を下げてお見送り。続いて児玉と件(くだん)の女性がタクシーを止め、又吉に一礼してから乗り込んだ。2人を見送った後、又吉は一人、タクシーを拾い、都内某所にそびえ立つ超高級マンション“火花御殿”へと帰って行った。

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