徹底した気遣い 三浦弘行九段「親しい棋士はあえて外しました」連絡先も知らない若手をドラフト指名した理由/将棋・AbemaTVトーナメント

2020.04.07 09:16

 プロ将棋界初の団体戦「AbemaTVトーナメント」のチームを決めるドラフト会議の模様が4月4日に放送された。12人いるリーダーの一人、三浦弘行九段(46)が指名したのは、
デビュー早々にタイトル挑戦を果たした新星・本田奎五段(22)と高野智史五段(26)。実は三浦九段、ドラフト当日までこの2人の連絡先すら知らなかった。
会議後の囲み取材でも「まずは将棋連盟に連絡先を聞くところですかね」と答えた。早指し戦で若手有望株を指名するのは戦略上考えられることではあるが、それ以前に心の中では「親しい棋士はあえて外す」という決め事を作っていた。

 囲み取材で質問を受け、最初に切り出したのはこんな言葉だった。「普段親しい棋士とか研究会をしている棋士をあえて外させてもらいました。過去に1回でも練習将棋をした人は外しました。藤井聡太さんを指名したくても(公式戦で戦ったので)できなかったです(笑)」。
理由は、人間関係を大切にしたいから。親しい棋士の中で選んだ人、選ばなかった人が出てしまうことを避けた。「(親しい人を)外すと決めていたら気が楽なもので」。実直を絵に書いたような棋士だ。

     ===== 後略 =====
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https://times.abema.tv/posts/7049195