写真
https://amd.c.yimg.jp/amd/20200309-00888200-sportiva-000-1-view.jpg

2002年日韓W杯優勝メンバーで、ブラジル代表キャプテンを長らくつとめたカフー。左のロベルト・カルロスと、右のカフーという超攻撃的なサイドバックは当時、見る者に強烈な印象を与えた。W杯は1994年アメリカ大会から06年ドイツ大会までの計4大会に出場し、優勝2回、準優勝1回。決勝に3度出場している稀有な選手だ。代表キャップ142はブラジル代表としては未だ破られていない記録である。クラブでは、ローマやミランで活躍。ローマでは中田英寿らと共に00-01シーズンにスクデッドを獲得。ミランでは06-07欧州チャンピオンズリーグ優勝も果たしている。

 そんな押しも押されもせぬサッカー界のレジェンドであるカフーは、どのように日本サッカーを見ているのだろうか。Jリーグにはブラジル人選手も、指導者も、関係者も数え切れないほどいて、ブラジルからの影響力の大きさは計り知れない。

「今、日本でプレーしているブラジル人選手についてはそれほど知らないが、鹿島の監督をやっているザーゴ(※)のことはよく知っている。日本ではかつて多くの偉大なブラジル人選手たちがプレーしていた。サンパイオ、ビスマルク、ジーコ、アモローゾ......、彼らが日本でプレーしたこともあって、若い選手たちにはキャリアの初めに日本でプレーしたいと思う選手も多い。それに、日本サッカーの成長にジーコの影響もある。ブラジルのサッカー選手にとって日本はとても大切な国なんだ」※ローマ時代のチームメート

 多くのブラジル人と同様かそれ以上に、日本に対する親しみを込めて話してくれた。

 この冬、逆に日本人がブラジルリーグへ電撃的に移籍を果たした。ブラジル1部のボタフォゴに加入した本田圭佑だ。リオデジャネイロの空港でボタフォゴファンたちから大歓迎を受け、盛大な記者会見が行なわれたことはもちろんカフーも知っていた。

「彼はチームにとってとても重要な存在だ。それだけではなく、これまでにこういう(日本のトップ)選手がブラジルに来ることはなかったから、彼がブラジルでどうプレーしていくかを日本人が見ることも、ブラジル人が日本人選手を見ることも、いい経験になる。相乗効果があると思う」

3/9(月) 19:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200309-00888200-sportiva-socc