ブンデスリーガ6試合で9ゴール
ブンデスリーガは22日に第23節が行われ、ブレーメンとドルトムントが対戦した。

リーグ戦4連敗中で降格圏17位に沈むブレーメン。苦しい状況が続く中、先月のDFBポカールでは勝利した(3-2)ドルトムントをホームに迎えた。直近のパフォーマンスで批判が相次ぐ大迫勇也だが、指揮官の信頼を受けて3試合連続の先発出場を果たしている。

一方先日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でパリ・サンジェルマン(PSG)に2-1で勝利し、勢いに乗りたいドルトムント。そのPSG戦と全く同じ11人を送り出し、最前線には加入後7試合で11ゴールと、世界中を震撼させる19歳ハーランドが入った。

試合はドルトムントがボールを握り、ブレーメンはプレス位置をミドルゾーンに設定し、構える展開に。ドルトムントは徐々に圧力を強めていくが、ラストパスが合わずにチャンスには至らないシーンが続く。大迫は守備に追われながら、攻撃時に中盤深い位置までボールを受けに下がるプレーが増えていく。

30分過ぎからはブレーメンにもチャンスが生まれたが、前半は得点が生まれず。スコアレスで折り返す。

後半に入ると、ドルトムントが再び攻勢。52分にハーランドが惜しいシュートを放つと、これで得たCKから先制に成功する。サンチョのボールにザカドゥがボレーで合わせた。勢いに乗るドルトムントは55分にもビッグチャンスを迎えたが、GKパブレンカが飛び出して防いだ。

そして66分、追加点が生まれる。決めたのは、またしてもハーランドだ。サンチョとハキミが右サイドを崩すと、クロスにワンタッチで合わせた。19歳の怪物が、加入後8試合で12ゴール目、ブンデスリーガでは9ゴール目を奪った。

その後はブレーメンも選手を入れ替えながら勝負に出るが、ラストパスの精度が低く、決定機は生まれない。試合はこのまま終了し、アウェイチームが2-0で勝利を飾った。

ドルトムントはこれで公式戦3連勝。勝ち点を45に伸ばし、首位バイエルンとの4ポイント差を維持した。一方のブレーメンは、リーグ戦5連敗。勝ち点17のままとなった。

■試合結果
ブレーメン 0-2 ドルトムント

■得点者
ドルトムント:ザカドゥ(53分)、ハーランド(66分)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-00010001-goal-socc