人気アイドルグループ・欅坂46の中心メンバーだった平手友梨奈の“脱退”が発表されてから、およそ1週間がたった。同時にグループを去るメンバーが卒業と表記されるなかで、平手のみが脱退とされたことからも、その真相には多くの臆測が飛び交っている。

 そんな中、文春オンライン(1月26日付)が「欅坂46・平手友梨奈”脱退”につながった『FNS楽屋号泣』『MV撮影ドタキャン』2大事件」と題する記事を配信。もともとは笑顔を絶やさずにアイドルという仕事に向き合っていた平手が、徐々に周囲と壁を作り、孤立していくようになった過程を詳述した。その主な原因として挙げられたのは2つだ。

1つ目は、2017年12月13日に放送された『2017 FNS歌謡祭 第2夜』(フジテレビ系)の本番直前に起きた「楽屋号泣事件」。

 元来、精神的に不安定で調子に波があった平手だったが、17年6月に起こった握手会での「発煙筒事件」でそれに拍車がかかる。同年12月に生放送された同番組では、本番30分前に「私、出演した方がいいですか? 今日出たくないです。笑ってパフォーマンスしたくないんです」と言って号泣したという。

 その場は「笑顔無しバージョン」で収録することで場を収めたが、「笑顔解禁」という披露曲のコンセプトは完全に無視され、平手の機嫌だけに合わせた演出となった。これを機に、欅坂46の中で平手の主張は絶対視されるようになり、すべてにおいて平手の機嫌が優先されるようになったという。

9thシングルのMVも平手友梨奈がドタキャンでメンバーから不満が
 平手が納得しないという理由で延び延びとなっていた9枚目のシングルだったが、なんとか曲の録音も終えてミュージックビデオを撮影しようとした矢先、なんと平手は当日になって撮影をドタキャン。スケジュールが遅れているにもかかわらず、平手の機嫌だけに振り回されるメンバーからは不満が噴出したという。こうした行動の積み重ねにより、平手はグループから孤立していき、結果的に脱退という選択につながったというのだ。事情を知る文春関係者は言う。

「もちろん、平手の精神的な未熟さが原因ですが、周囲のスタッフにも責任の一端はあると思う。とにかく平手の機嫌ばかりを気にして、18歳の少女に道理を教えることもしなかった。人気メンバーとはいえ、グループの一員であることは変わりないのに『今日は平手の調子が〜』とか言って他のメンバーは軽視されるのだから、不満がたまるのも当然です。結果、平手は居心地がいいスタッフとしか関わらないようになって、さらに孤立するという悪循環が生まれてしまった

2020/02/01 10:00
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