この試合には、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)でプレーするスター選手のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)やキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が観戦に訪れるなど、会場のアコールホテルズ・アリーナ(AccorHotels Arena)は大いに盛り上がった。また、NBAのレジェンドとして知られるカリーム・アブドゥル・ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar)氏が紹介された際には、観客から割れるような拍手が起きていた。
現在ホーネッツのオーナーであり、現役時代にはバスケットボールの人気を世界中に広めた立役者としてNBA史上最高の選手とうたわれているマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏は、試合前に報道陣に対して、「この試合に関われてうれしい。バスケットボールへの情熱によって、これからもこうした機会が増えていくことだろう」とコメント。また、コミッショナーのアダム・シルバー(Adam Silver)氏も、NBAが「これから何度も」パリに戻ってくると明言した。
この日のバックスは前半の出足が鈍く、第3クオーターの終盤までホーネッツにリードを許していたが、昨季のレギュラーシーズン最優秀選手(MVP)に輝いたアデトクンポもその存在感をゴール下で存分に示して、ダブルダブルをマークした。
ホーネッツではマリーク・モンク(Malik Monk)がゲームハイの31得点を記録したが、イースタンカンファレンス首位を走るバックスが多才なプレーを披露。試合時間残り約5分でアデトクンポがたたき込んだ豪快なダンクは、試合の行方をほぼ決めるものとなった。
アデトクンポは欧州への移動時間が試合の序盤に影響したという認識を示し、「自分たちは4日間プレーしていなかったけれど、それは何の言い訳にもならない」「試合が始まっても、いつも通りのプレーができていなかった。きょうのことを教訓にしていきたい。ただ試合をこなすだけでなく、きちんと戦っていかなければならない」と話した。また、会場の雰囲気については、「すごかった」「まるでホームでプレーしているかのようだった」と振り返った。
フランス代表チームの主将で現在はホーネッツに所属しているニコラス・バトゥム(Nicolas Batum)は、この歴史的な試合に出場を果たし、わずか5得点に終わって目立つ活躍はできなかったものの、プレーするたびに地元ファンから大歓声を受けていた。(c)AFP/Guy JACKSON
2020年1月25日 13:26
発信地:パリ/フランス
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