「ニューイヤー駅伝」(1日、群馬県庁発着・7区間、100キロ)

 2020年最初の日本一決定戦と銘打たれ行われ、名門・旭化成が4年連続25度目の優勝を果たした。

 1区の茂木圭次郎(24)が2位で好スタートを切ると、2区でトップに立った。4区でライバルのトヨタ自動車に逆転を許したが、5区で東京五輪マラソン代表を狙う村山謙太(26)が、すでに代表に内定しているトヨタの服部勇馬(26)を上回る区間賞の走りで食い下がり、6区で高卒2年目の小野知大(20)が区間新記録の走りで逆転。そのままアンカーの鎧坂哲哉(29)につなぎ、逃げ切った。

 2019年は屈辱の年だった。駅伝では無類の強さを誇る常勝チームながら、9月に行われた東京五輪代表選考会のマラソン・グランドチャンピオンシップには誰一人選手を送り込めなかった。「駅伝はいいけど、マラソンは駄目と言われ、悔しい1年だった。今年はチーム全員でマラソンで結果を出すと誓っている」と、村山謙。意地とプライドで防衛し、令和最初の駅伝日本一に輝いた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200101-00000047-dal-spo