パーティー三昧で前回対戦より7キロ近く増量「思うように動けなかった」

 ボクシングのIBF、WBO、WBA世界ヘビー級タイトルマッチが7日(日本時間8日)、サウジアラビア・ディルイーヤアリーナで行われ、前3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)が同王者アンディ・ルイス(米国)を3-0の判定で下し、王座返り咲きを果たした。半年ぶりの再戦で、キャリア最重量の128.4キロで挑み、リベンジを許したぽっちゃり体型のルイスは「太ったことは過ちだった」「パーティー三昧でベストを引き出すはずだった」と猛省している。英公共放送「BBC」が報じている。

 ニューヨークで世紀の番狂わせに成功し、ジョシュアを王座から引きずり下ろしていたルイス。初の防衛戦の舞台で自慢のぽっちゃり体型に磨きがかかっていた。前日計量では283ポンド(128.4キロ)を記録。2009年のプロ転向後、自己最重量記録を更新し、6月の前回対戦より15ポンド(6.8キロ)も増えていた。

 ジョシュアに脅威を与えることができず、3-0で判定負けを喫した男の敗因は太り過ぎだったという。記事によると、ルイスは「もっと一生懸命に練習すべきだった。陣営とコーチの意見に耳を傾けるべきだった。このファイトに関して、オーバーウェイトだった。思うように動けなかった」と語ったという。

 半年前に世界王者に輝いた“ぽっちゃりキング”は数々の家や自動車を購入したといい、記事では「多くの人間にライフスタイルが疑問視されていた」と指摘されている。再戦に向けて3か月間、懸命にトレーニングに励んだが、その前のパーティー三昧の日々が致命傷になったという。

「3か月間のパーティーと宴の日々が自分に影響を与えたとは言いたくないが、実際のところ、そうだった。言い訳の余地はない。パーティーこそがベストの自分を引き出すはずだった。次の試合では全く違うだろう。みんな未だに自分に対して疑いを持っていると思う。この階級で未だに危険なファイターだ。100%なら、どんな相手でも支配できる」

 プロ意識の欠如を、トレーナーのマニー・ロブレス氏と父親のアンドレス氏に謝罪したというルイス。ジョシュアとの第3戦を持ちかけたが、自業自得の王座陥落だったようだ。

12/8(日) 12:03配信 THE ANSWER
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191208-00096833-theanswer-fight
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