「無償提供された商品を語る場合ははっきり分かる形で宣伝と明示しなければならない」


「ステマはだめ!」、InstagramインフルエンサーにFTCが警告
2017/04/21

米連邦取引委員会(FTC)は現地時間2017年4月19日、米Facebook傘下の
画像共有サービス「Instagram」のインフルエンサーに対して、ステルス
マーケティングをしないよう警告する文書を送ったことを明らかにした。

Instagramインフルエンサーとは、Instagramで大きな影響力を持つセレブや
アスリートといった著名人のこと。
FTCは、Instagramインフルエンサーと企業マーケターに90通以上の書簡を送り、
広告に関するFTCのガイドライン「Endorsement Guides」にのっとった
ソーシャルメディア利用を促した。

同ガイドラインでは、ソーシャルメディア上で商品を宣伝したり推奨したりする
際に、その商品を提供しているブランドとの間に重要な関係があった場合は、
それを明示することを義務づけている。
重要な関係とは、取引や家族関係のほか、金銭の授受があった場合や、
商品が無償提供された場合を指す。

またFTCは、たとえブランドとの関係について書いてあっても、宣伝を意味する
「#sp」「#partner」といったハッシュタグや「Thanks(ブランド名)」という
言葉は分かりにくいと指摘。
さらに、ほとんどのユーザーは最初の3行くらいしか目を通さないため、
「more」ボタンより上に記載するよう指導している。