MF香川真司が所属するスペイン2部サラゴサのDFアティエンサ(29)を含む9人が、八百長によりスペイン国家警察に逮捕されたと、26日にスペイン各紙が一斉に報じた。

今回の逮捕は「オイコス作戦」と名付けられたスポーツ賭博に関する捜査の第2段によるもの。2016−17年シーズンの2部リーグ第41節レウス−バリャドリードが対象になっており、アティエンサ(当時レウス在籍)の他、元デポルティボのイニゴ・ロペス、元ウエスカ会長アグスティン・ラサオサなどが逮捕されている。

ウエスカは1部昇格プレーオフに進出するため、レウスの選手たちに報酬を払いバリャドリードに勝利するように要請した。最終的にレウスが2−0で勝利し、ウエスカがヌマンシアに0−0で引き分けたため、ウエスカはプレーオフ進出を果たした。しかし、プレーオフ準決勝でヘタフェに敗れたため、ウエスカの1部昇格は実現しなかった。

この捜査は2017−18年シーズンに行われた2部のウエスカ対ヒムナスティックでの八百長に端を発しており、今年5月に元選手のラウール・ブラボやカルロス・アランダなどが逮捕された。1部、2部、4部のいくつかの試合が八百長の捜査対象になっているという。

アティエンサは今朝、サラゴサの練習が始まる前、自宅で逮捕されたと報じられた。(高橋智行通信員)

日刊スポーツ 11/27(水) 8:40配信
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