2019年11月26日 19時10分
テコンドー協会 金原会長を理事に推薦しない方針 有識者委

全日本テコンドー協会の強化方針などをめぐり協会と選手側が対立している問題で、外部の有識者で作る委員会は、協会の金原昇会長を次の新しい理事の候補者に推薦しない方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。
金原会長はNHKの取材に対し、委員会の結論を受け入れる考えを示しました。
全日本テコンドー協会と日本代表候補の選手らは、協会の強化方針や運営について意見が対立し、先月28日の臨時理事会では今後、金原会長を含むすべての理事が辞任することや、外部の有識者で作る推薦委員会が協会の組織運営について検証したうえで、次の新しい理事の候補者を選ぶことが決まりました。

その後、委員会では金原会長や選手などを対象にした聞き取りを進めながら、次の新しい理事の候補者を選んでいましたが、関係者によりますと、26日までに委員会の聞き取りがほぼ終わったということです。

委員会では、聞き取りや調査の結果などを踏まえたうえで、「これだけの混乱を招いた責任は重い」などとして次の新しい理事の候補者に金原会長を推薦しない方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。

委員会では、選定した新しい理事の候補者を来月中に理事会に提案する方針で、その後の臨時の正会員総会で認められた候補者が、新しい理事に就任することになります。
金原会長「委員会の決定を尊重」

金原会長は26日、NHKの取材に対し「どんな内容であろうと委員会の決定を尊重するつもりだ。出された方向性に右にならえで、今後選ばれる新しい理事が協会を運営していくべきだ」と話し委員会の結論を受け入れる考えを示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191126/amp/k10012192281000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191126/K10012192281_1911261909_1911261910_01_02.jpg