終わりよければ全てよし…なんて甘い世界ではない。
「仕事ができていないので」。200万円減の推定1900万円で陥落。
小笠原はプロ入り後、初めてのダウン提示に終始、表情は険しいままだった。

 昨季9月に内視鏡手術を受けた左肘、さらに左肩の故障も重なり1軍のマウンドに戻ったのは8月中旬。
復帰後は計7試合で3勝1敗、防御率2・56と存在感を示したが、不完全燃焼といえる1年だった。

 5年目を迎える来季に向け、掲げたのは「1年間、1軍で投げること」。
過去4年は故障が原因でフルシーズン働いたことのない左腕にとって、一つの壁でもある。
初めて参加した秋季キャンプでは1日で250球を投げ込むなど肩肘の不安を払拭(ふっしょく)。
「投げられると、自分に思い込ませる時間になった」と手応えを口にした。
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201911/CK2019112202000106.html