浦和の大槻監督、相手選手“突き飛ばし”で1試合出場停止 5日川崎戦は指揮執れず

 浦和レッズは3日、J1第30節鹿島アントラーズ戦(1日/0-1)で、後半40分に相手MF永木亮太を突き飛ばして退場処分となった大槻毅監督に対して、5日に行われる第32節川崎フロンターレ戦1試合の出場停止処分が下されたと発表した。Jリーグの規律委員会により決定。クラブとしては大槻監督に罰金100万円と戒告、中村修三ゼネラルマネージャー(GM)にも戒告の処分が下されていた。
 
 問題のシーンは1点を追う後半40分、浦和が攻撃した場面でボールは左サイドのタッチライン付近にクリアされると、浦和MFエヴェルトンと鹿島の永木が追いかけた。タッチライン外で永木がエヴェルトンを倒した形になった場面で、大槻監督が永木を突き飛ばし、それを契機に両軍が入り乱れて一触即発の事態に。落ち着きを取り戻したところで荒木友輔レフェリーは大槻監督にレッドカードを提示し、退場処分になった。

 これによって、クラブは大槻監督に罰金100万円と戒告、中村GMにも戒告の処分を下していた。そしてこの日、規律委員会における処分が科され、次節川崎戦の指揮が執れないことが決定。熾烈な残留争いのさなかにあり、11位から浮上を狙う浦和にとっては手痛い“出場停止”となりそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191103-00227021-soccermzw-socc