マジョルカFW久保建英(18)が、3日のスペイン1部リーグ第12節バリャドリード戦で今季3度目の先発出場を果たすことになりそうだ。同日朝のスペイン各紙は先発メンバーとして予想している。

久保は現在4試合連続ベンチスタートが続き、先月31日にホームで行われた前節オサスナ戦では、第3節バレンシア戦でのマジョルカデビュー以降、9試合目にして初めて出場の機会が1分間もなかった。

そんな中、アス紙はバリャドリード戦に向け、久保がダニ・ロドリゲスに代わり先発出場すると予想している。しかしこれは久保がスタメンの座を勝ち取ったというものではなく、レギュラーであるダニ・ロドリゲスを休ませるための起用とみられている。

実際、マジョルカは今節、ミッドウイークの先月29日に前節バルセロナ戦を戦ったバリャドリードよりも休む時間が2日間少ない中2日でのタイトな日程となっており、連戦でレギュラーの選手たちに疲労がたまる状態が続いているため、休みを与える必要がある。

しかしビセンテ・モレノ監督はオサスナ戦後の記者会見で控え選手たちの貢献度の低さについての不満を訴えているため、大幅なローテーションを行うつもりはないとのこと。

そんな中、久保は今季入団した12選手の中で、フェバス、アグベニェヌ、負傷中のババ・ラフマンと並び数少ない貴重な戦力になっており、バリャドリード戦で新たなチャンスが与えられることになるようだ。

一方でマルカ紙、マジョルカの地元紙ウルティマ・オラはともに久保がフェバスに代わり、バリャドリード戦にスタメン出場すると予想している。

これは9月25日に久保がマジョルカで初めて先発出場した第6節アトレチコ・マドリード戦と同じ形である。そして久保は第7節、ダニ・ロドリゲスに代わり2試合連続でスタメン出場したものの、それ以降はベンチスタートが続いている。

また、マジョルカはバリャドリード戦で1部リーグ通算1000試合目を迎えるため、久保にとってはクラブにとって重要な記念すべきゲームを戦うことになる。これまでの999試合の成績は、336勝258分405敗1191得点1386失点となっている。(高橋智行通信員)

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