ベレッリ氏は現役時代に、元日本代表MF中田英寿氏と対戦した経験がある。また日本代表DF冨安健洋(20)が今季からプレーするボローニャにも08−09年に在籍し、現在もチームを率いるシニシャ・ミハイロビッチ監督(50)の指導を受けた“先輩”だ。

ベレッリ氏 私は、中田英寿選手と、よく対戦しました。クオリティーが良く、集中力が高く、パーソナリティーを持っている選手という印象がありました。よく覚えているのは、彼がローマ在籍時代にセリエAで優勝し、スクデットを取った時です。

バレージ氏 中田は、僕と同時代にプレーしなくて幸運だったな(笑い)

−ボローニャの後輩に当たる、DF冨安健洋についてはどう思う?

ベレッリ氏 冨安は、パーソナリティーと高い技術を持っている選手だと思います。僕も09年、ボローニャでプレーしていた時、ミハイロビッチの元でプレーした経験があるが、とても厳しい監督だった。あのミハイロビッチが使っているのだから、それだけのクオリティーがあるのだろうし、すごくいい結果を出しています。

−具体的に、冨安のどこが良いか?

ベレッリ氏 テクニックのレベルが非常に高い。でも、それは冨安にだけではなく、日本人選手の全てにおいて言えること。日本人選手の技術…特にパスの精度は、すごく高い。その良い例が、インテル・ミラノでプレーした左サイドバックの長友佑都(現ガラタサライ)。彼のクロスの精度は印象的だった。

−ミハイロビッチ監督は、日本ではセンターバックとしてプレーしていた冨安をサイドバックにコンバートした

ベレッリ氏 現代のサッカー選手に言えることだが、すごく器用な選手が多い。その器用さを、ミハイロビッチがうまくサイドに適応させたのだろう。

11/2(土) 10:00配信 日刊スポーツ
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