テレビや新聞では報道されないことですが、
世界陸上の酷暑で力を発揮できなかった有力選手や
その国の陸連から契約しているスポンサー企業に
東京の酷暑下での長距離競技に対する「懸念」と「善処」
が伝えられたのですよ。スポンサーサイドからIOCに
その「懸念」と「善処」が伝えられるとIOCとは放置するわけには
いかないのです。そこで森さんに「札幌で頼む」と伝達されたと。
小池さんに話が来る前に発表されたのは単に森さんとの間に
信頼関係がないからであって(これは昔からのこと)他意はないのです。
小池さんも仮に自分に話が事前にあってもどうにもならないことを
理解しているから都民に対して表向きは「けしからん。認めない。」と
当初は強硬姿勢をとる「振り」をしましたが費用負担しないことを譲れない一線と
するだけでそれ以上は何も言えないのですよ。

都民や関係者でこの突然の会場変更に立腹する人がいるとしたら
それは今の五輪の性質を理解していないことが真の原因なのです。
有力競技の選手は億単位の収入のあるプロ選手で、その選手と
スポンサー企業を中心に商売を行う一大「商業イベント兼スポーツイベント」
が今の五輪なのです。それを理解するほかありません。