米報道では「即レギュラーだ」といった声も聞こえてくる秋山と筒香だが、実際の評価はどうなのか。
日本駐在のベテランメジャースカウトに、2人に対する“見方”を聞いた。

―まずは侍ジャパンで主に4番を任され、国際試合でも本塁打を打った筒香について。

「あのスイングはちょっと…。ジョンソン(阪神)の95、96マイル(約153〜154キロ)の直球に力負けしていた。
アメリカは95マイル以上の投手はざら。それに対応できるか。最初は大変だと思う。
でも頭がいいから、慣れれば成績はそこそこ残せるかもしれない。打率2割8分じゃなくて、2割5分前後。初年度は本塁打も10〜15本打てれば立派だと思う
僕が懸念しているのはもう一つ、けがです。あとは守備。
高い金を払って左翼か三塁か一塁ではね。行くならア・リーグでDHかファーストかな。
ただ、マリナーズが昔、李大浩を取りましたよね。
彼(李大浩は16年に渡米、打率・253、14本塁打だった)よりは筒香の方がいいと思いますが」

―大谷と筒香はどこが違うのか。

「大谷は天才。大谷は内角投げようと外角投げようとあまり穴はない。
筒香は足を上げたりスライドさせたり、いろいろ変えていた。アメリカに行くなら打撃フォームを一つに決めないと」

―秋山はどうか。

「通用しますよ。広角に打てますし、打率もそこそこ残して。
チームによっては4番目の外野かもしれないけど、仮に4番手でも誰かが休んだり倒れたときには必ずセンターでもライトでもレフトでも問題なく守れる」

―青木タイプということ?

「そうですね。年齢(31歳)はたしかに懸念する部分だけど、彼の試合前のスタンス、準備など、並大抵の選手ではない。
準備段階から誰も出ていないのに一人練習している。相手チームの打撃練習でも気になる選手をずっと見ている。
行ったら苦労はつきものかもしれないけど、順応すると断言できます。
彼はハングリーですし。ア・リーグ、ナ・リーグどっちでもいける。初年度から2割7分か8分打ったら十分。
青木も1年目はそれくらい(2割8分8厘)でした。外野手が手薄なチーム、パドレスとかあり得ますね。本人が行きたいかは分かりませんけど」

◆広島菊池には辛口

今年2月にメジャー行きを球団に希望した広島・菊池涼については、同スカウトは「たしかにいい選手ですけど、アメリカであの広い守備範囲が通用するかは分からない。
内野手は減ってきたとはいえ、塁上での接触プレーもありますし」と、厳しい見方だった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-00000276-sph-base
10/30(水) 6:05配信

http://npb.jp/bis/players/41945131.html
筒香 成績

http://npb.jp/bis/players/31135133.html
秋山 成績

https://www.youtube.com/watch?v=FgCAdAhoElA
横浜DeNAベイスターズ 筒香嘉智選手 第29号ホームラン(2019.9.14)

https://www.youtube.com/watch?v=XkaQUPKR4cU
DeNA筒香選手がメジャー挑戦表明「イチローさん、松井さん見て憧れ」(2019年10月29日)