元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫さん(71)が27日、自身のブログを更新。今季限りで現役を引退する巨人・阿部慎之助捕手(40)を自身が見て来た歴代の巨人捕手の中で総合的に「ナンバーワン」と断言し、第2の人生に熱いエールを送った。

「ありがとう阿部慎之助」のタイトルでブログを更新。自身が監督として巨人の指揮を執った2004年と2005年について「きちんとした野球が出来る環境を与えてあげられなかった」と悔やみつつ「それでも俺が監督を辞めると決めた時『胴上げ出来なかったのが心残りです』阿部がそんなコメントを出してくれた。その言葉、嬉しかったよ。本当に嬉しかった」と感謝した。

「広島に行った長野もそうだけど、阿部も俺の顔を見れば飛んできて挨拶をしてくれる」とかつての恩師に対しての礼儀も忘れないという阿部。

堀内さんは「人知れず練習を重ね本人が努力をし続けたのはもちろんだけど」とした上で「そこに桑田、工藤そして上原。いいピッチャーがいて、彼らに導かれ、それをしっかり吸収して『キャッチャー阿部慎之助』が確立したと思うんだ」とし、「そして自分が吸収したことを今度は若いピッチャーにしっかりと伝えてくれた。その代表格が菅野」と脈々と受け継がれるチームの伝統、それをきちんとつないだ阿部に思いをはせた。

そして「俺が見た中での巨人のレギュラーキャッチャー。総合的にみたならば阿部慎之助がナンバーワンですよ。俺はそう思っている」と続けた堀内さん。「本当にご苦労さまでした。君の第2の野球人生を陰ながら応援していますよ」と後輩への愛情たっぷりに締めくくった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191027-00000230-spnannex-base
10/27(日) 15:02配信