◆フィギュアスケート GPシリーズ第2戦スケートカナダ 第2日(26日、カナダ・ケロウナ)

 女子フリーが行われ、22日の非公式練習後のタクシー乗車中に交通事故に遭った本田真凜(18)=JAL=は自己ベストに3・18点にせまる120・06点をマーク。合計179・26点だった。ホテルを出るバスに乗る30分前まで、出場を悩んでいた。「不安のなかで滑る勇気よりも、棄権を選択する勇気は私にはなかった。今は心から出て良かったと思う」と話した。

 2週前に日本での練習中に頭を打ち、救急車で運ばれていたという新事実が判明。脳しんとうの診断を受け回復したが、今度はカナダで22日に交通事故に見舞われた。「カナダでも救急車で運ばれて、人生で何度かしかない不運が出たのかな。どう対処したらいいのかわからなかった」と打ち明けた。

 事故は非公式練習後の午後6時過ぎ、ホテルへ戻る途中に発生。タクシーが前方の車両に衝突し、後方の車両からも追突を受けた。後部座席の中央に座っていた本田は、右すねを打撲し、額を打ち、救急車で病院に運ばれた。問診と触診とレントゲン検査を受けた後、SP出場を決めた。「事故に遭ってから、ちょっとした光とか音とかが怖くて呼吸が上がってしまうようなことが練習からあった」と話していた。

2019年10月27日 7時21分
スポーツ報知
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