日本学生野球協会は、都内で審査室会議を開いて高校14件の処分を決めた。

 春夏17度甲子園出場の尽誠学園(香川)は、遠征中の昼食中で、嘔吐(おうと)した部員に「戻したものを食べろ」などと、どなって嫌々食べさせ、3か月の謹慎処分。庄和(埼玉)は部員が、水の入ったペットボトルに少量の尿を入れ、飲ませる行為などがあったとして3か月の対外試合禁止処分とした。

 他にも監督やコーチらによる部内外での暴力、暴言、セクハラなどで以下の高校に、対外試合禁止処分や謹慎処分を決めた。女子生徒の手を握ったり、頭をなでたり、メールで繰り返し食事などに誘った再雇用の教諭(61)が所属する校名は「被害者のプライバシーを守る」という理由で、同協会は公表していない。

 村野工(兵庫)=部員のいじめ(部内)、喫煙具所持で3か月の対外試合禁止処分

 ・守山(滋賀)=監督の暴力(部外)で1か月の謹慎処分

 ・厚木西(神奈川)=監督の暴力、暴言(部内)、報告義務違反で、監督を4か月の謹慎処分。部長の不適切対応で部長を1か月の謹慎処分

 ・大垣工(岐阜)=部長の暴力(部内)で1か月の謹慎処分

 ・山城(京都)=監督の暴力(部内)、報告義務違反で4か月の謹慎処分

 ・横浜(神奈川)=監督の暴力(部内)、報告義務違反で2か月の謹慎処分

 ・市前橋(群馬)=監督の暴力(部外)で1か月の謹慎処分

 ・呉(広島)=コーチの暴力(部内)、報告義務違反で2か月の謹慎処分

 ・桜ケ丘(山口)=部長の暴力(部内)、報告義務違反で部長を2か月の謹慎処分。監督の暴力(部内)、報告義務違反で監督を4か月の謹慎処分

10/18(金) 16:15配信 スポーツ報知
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