アーティスト木梨憲武
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「僕はペンとノートさえあれば、マンガを描いていた子どもだったので、“何を描いてもいいですよ”と言われれば、
普通ならキャラクターものを描いたと思うのですが、なぜか手を描き続けていたんですよね、いくつも、いくつも……。
“ヤバい! 楽しい!”って、夢中になりながら」
そう言われてみれば、生まれたばかりの子が初めて目にする自分の身体は“手”かもしれない。まだ寝がえりもできない状態で、
あー、あー、声を発しながら手をかざし、“これは、いったいなんなんだろう?”と考えているのか、いないのか……。
『きもちのて』(双葉社)は、誰もが人生の年輪のなかに刻んでいる、そんなまっさらな感覚が入ってくるような絵本だ。
「小さなときって、言葉の意味はわからないけど、“いいこだねー”って褒められているのか、“こらっ”って怒られているのか、
そのときのムードでみんな、その言葉を感じていると思うんです。この絵本では、そういうところへ入っていきたいなという、
ちょっと大きなテーマがありました。色を見るとか、それぞれのページにある手の形で、まっさらに、自由に感じてほしいなって」


一方木梨は石橋捨てて、今は好きに自由にアーティストとして活動してるんだよなあ