【ロンドン時事】ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会を英国で放送している英民放ITVが、スタジオで日本の伝統家屋を再現したところ、思わぬところから「タックル」を受けた。

 解説者全員が畳の上で靴を履いていたことが「日本の習慣に反している」と批判を浴び、その後は全員が靴を脱いで登場することになった。

 ITVは今回のW杯関連番組で、ロンドンのスタジオを日本風に装飾。富士山や紅葉などの絵を配した上で、選手の動きを解説するエリアでは道場のような畳の部屋を用意した。

 しかし、開幕直後の20日のスタジオ解説では、元イングランド代表選手のジョニー・ウィルキンソン氏ら解説陣全員が靴を履いたまま畳の上に登場。英紙インディペンデントが「畳の部屋に入る時は、靴を脱ぐのが習慣だ。欧州人にとってはささいな事だが、日本人にはかなり不快感を与えるだろう」と指摘していた。

 これを受け、その後は全員が靴を脱ぎ、畳の上で靴下姿で選手の動きを詳しく解説。ただ、元イングランド代表のウィル・カーリング氏はツイッターで「3人の元選手がジャケットに靴下姿で画面内を歩き回っているのはちょっと変だ」と率直な感想を漏らしている。 

9/24(火) 6:14配信 時事通信
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