ここが違うよ、日本とオーストラリアのプロ野球
https://bunshun.jp/articles/-/10623

オーストラリアではプロ野球の大詰め、ポストシーズンが今まさに行われている。
とは言え、それがスポーツニュースで大きく報じられることはない。
この国でスポーツと言えば、オージールールのフットボールやラグビー、
サッカーにテニス、それにクリケットというのがメジャーどころで、
プロ野球の存在はあまり知られていないのだ。
「プロ野球」と言っても、それを取り巻く環境やその風景は、
世界有数のパワーハウスである日本のそれとはまったく違う。
例えて言えば、日本の独立リーグみたいな感じである。
日本の独立リーグはまだ恵まれていて、10万円からトップ選手だと40万円という月給をもらっているが、
ABLでは5万円から7万円ほど。シーズンは最大4か月弱だから「年俸」は30万円にも満たない。
これでは食っていけない。だから日本の独立リーガーたちがシーズン中は野球に専念するのに対し、
オージーの選手たちは、平日は別の仕事をしている。