酒井法子(48)が薬物事件で逮捕されたのが2009年8月。早くも10年の時が流れたことになる。復帰当初はパチンコ営業をしていた印象が強い酒井だが、

「その手の営業からも久しく遠ざかり、今年に入ってからはパチンコ関連番組のオファーに対しても、『内容とギャラが見合わない』と断っています。本格的な女優復帰を見越したイメージ戦略ではないでしょうか」(パチンコ業界関係者)

 仕事面で彼女をサポートする運輸会社社長が今年7月、本誌(「週刊新潮」)の取材に対して、

「中国での活動にも嫌気が差して、国内で女優として頑張りたいと聞いている」

 と語っていたのも頷ける。

 節目の夏、酒井の芸能活動を支え続けてきた所属事務所の廣瀬洋二郎社長に話を聞いた。

「いやいや、中国での活動を嫌がっているなんてことは全くありません。今年に入ってから台湾と香港で活動しましたが、中国からもお声掛けは頂いている。許可取りが複雑で時間が掛かっているだけです」

 女優活動について聞けば、

「TBSやフジテレビからもドラマ出演のオファーは頂いております。しかし音楽活動の準備期間と重なったり、役がハマらなくてお断りする案件が続いてしまっている。引き続き、歌も芝居もアジアに向けて発信し続ける予定です」

 役を選べるお立場なのだろうか……。ともあれ、さる財団の“子ども健全育成大使”としても活動中ののりピー。

「一度失敗したっていいんだよ、起き上がれば大丈夫なんだよ、と子どもたちに伝えています。先日も千葉の海で子どもたちとゴミ拾いをするイベントに出させて頂きました」(同)

 のりピーが千葉の海――。のりピーハウスを真っ先に想起させてしまうあたり、本格復帰はまだ道半ば? 

「週刊新潮」2019年8月29日号 掲載

新潮社 9/3(火) 5:56
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190903-00579190-shincho-ent