欧州の移籍市場は8月末までだが、昨季からイングランド・プレミアリーグへ加入する場合は開幕前日までが移籍期限に変更となった。8日の午後5時(日本時間9日午前1時)がリミットという土壇場で日本代表MF堂安律(21=フローニンゲン)を巡って気になる動きも出てきた。

 あるJ1クラブ関係者は「ウルバーハンプトンは、以前から日本人選手を獲得しようと動いている。今回はもう時間がないが、ギリギリでまとまる可能性もひょっとしたら…」と話す。

 中国企業がオーナーのプレミアリーグ、ウルバーハンプトンは、アジア市場を見据えて日本人選手に強い関心を寄せており、昨冬には日本代表MF中島翔哉(24=ポルト)の獲得にも動いた。現在はターゲットを変更しているとみられ、中でも有力候補が東京五輪世代でエース候補の堂安だ。

 かねてサウサンプトンやレスターなど、イングランド勢が高く評価しており、獲得がささやかれていた。堂安本人も今夏の移籍願望を公言するなどステップアップに意欲を見せている。条件面などいくつものハードルがあるが、駆け込みのサプライズ移籍が実現する可能性もありそうだ。

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