金曜ナイターで行なわれたJ1リーグ第21節、ヴィッセル神戸対ガンバ大阪の一戦。ホームチームは0−2とリードされながらも終盤に怒涛の反撃を見せ、2−2のドローでゲームを終えた。

【動画】名手イニエスタがPK失敗! そのあとの“トラップ&ボレー”が実に美しく…https://www.soccerdigestweb.com/news/detail2/id=62349

 形勢を一気にひっくり返す口火となったのが、79分の1点目だ。神戸はPKを獲得し、キッカーは名手アンドレス・イニエスタ。狙い澄ましたショットは、日本代表GK東口順昭のファインセーブに遭ってしまう。だが、その跳ね返りの浮き球が目の前に現出すると、イニエスタは慌てることなく冷静に右足でトラップし、そのまま左足のハーフボレーでゴールに叩き込んだのだ。

 まるでスローモーションを見ているかのような美技。Jリーグやクラブ公式のSNSには絶賛の声が相次いだが、イニエスタの母国スペインでも同じ現象が起きている。

 スペイン全国紙『AS』がこのシーンを動画付きで紹介。「名手が驚くほどクールに、ミスを歓喜に変えた」と評すると、投稿欄にはファンから称賛のメッセージが続々と寄せられている。

「なんと美しい! わざとPKを外したんじゃないか?」
「いかにも彼らしい圧巻のプレーだ」
「イニエスタがPKをミスするのを初めて見たよ。そのあとが……お見事!」
「真のクラック(名手)にして、生粋のエンターテナーだね」
「まさにマエストロ。何度でも観たいゴールだ」
「これぞ、“ザ・イニエスタ”と形容すべきプレー」

 などなど、反響が後を絶たない。

 勝利こそ逃したものの、なんとか4連敗の危機を回避した神戸。酷暑のなかでも90分間を悠然と走り抜けたイニエスタを旗印に、ここからの巻き返しに期待がかかる

8/3(土) 6:13配信 サッカーダイジェスト
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写真https://amd.c.yimg.jp/amd/20190803-00010001-sdigestw-000-4-view.jpg