8月1日、浜崎あゆみ(40)の“禁断の恋”を描いた小説「M 愛すべき人がいて」(幻冬舎)が出版された。

この“歌姫”はマネージャーと結婚

17歳だった浜崎がブレークするまでの軌跡がつづられているのだが、所属事務所エイベックスの松浦勝人会長(54)との過去の交際についても触れられている。著者はノンフィクション作家の小松成美氏。
浜崎への取材を基にした〈事実に基づくフィクション〉というから、浜崎のファンにとっては必読だろう。

「平成の歌姫」と呼ばれた浜崎は、令和になって何かが吹っ切れたのか。7月24日にフジテレビ系の音楽番組「FNSうたの夏祭り」に出演した時も注目を浴びた。
メドレー形式で4曲披露したのだが、以前と比べて引き締まった体形になり、声量も増し、圧巻のパフォーマンスを見せつけた。さすが「和製マドンナ」と称されるだけのことはある。

ただ、衣装には厳しい目が向けられた。黒いミニスカートに肩出しドレス、両脚はニーハイ、ロングヘアを後頭部で1本に縛った姿に、〈安室ちゃんに寄せ感〉〈アリアナ・グランデに寄せてる〉〈マドンナ飽きたの?〉といった声も相次いだ。
実は、4月に行われた、さいたまスーパアリーナでのライブでも「ステージ衣装とメイクが安室奈美恵にそっくり」という指摘があった。

「浜崎といえば“あゆぱく”という言葉がネット上で飛び交うほどでした。90年代後半あたりからCDジャケットやミュージックビデオでマドンナとの類似性が多く見られるようになり、
当初はマドンナファンなどから『参考にしているの?』と指摘する声が上がりました。ただ、あゆのファンが『アーティストへのオマージュ(敬意)』と擁護したこともあり、いつしか容認されて和製マドンナ扱いされるようになった印象です」(音楽誌編集者)

確かに、浜崎のこれまでの軌跡を振り返ると、マドンナだけにとどまらない。ビョークにカイリー・ミノーグ、ブリトニー・スピアーズ、リアーナやテイラー・スウィフトまで……その時代を牽引するアーティストの優れた所を取り入れてきた感は否めない。
2年前には、故郷・福岡県の大先輩である松田聖子(57)に寄せていると話題になり、一部ネットニュースが「松田聖子化始まる」と報じた。

■「松田聖子化」が報じられたことも

「音楽業界で小さな模倣は当たり前のように行われています。ただ、浜崎さんのように堂々とやり続けるのはすごい。しかも彼女のパフォーマンスは、きちんとした“あゆバージョン”になっていてアーティストとして進化を感じさせられます。
そこが彼女の強みでしょう」(前出の音楽誌編集者)

浜崎が順調なのは仕事だけではない。
7月19日発売のフライデーに、専属バックダンサーの「ペイ」こと荒木駿平(20)との手つなぎデートを報じられた。浜崎は荒木の手を握り、人目を避けるように荒木の後ろに隠れて歩き、2人の左手薬指にはペアリングとみられる指輪がはめられていたという。

以前から、お互いのインスタグラムにツーショット写真や、京都やハワイで撮影した写真を同じ日に投稿するなど交際を匂わせていたが、今回の記事で改めて交際が明らかになった形だ。
そういえば、2度の離婚歴があるマドンナは、今は28歳年下のモデルと交際中と報じられている。そして浜崎も2度の離婚歴があり、新恋人は20歳年下。ひょっとして私生活までマネしているのか。

「若い頃、イケイケだったアーティストも、いつしか体力や声量が低下して、バラードとかスローテンポな曲に逃げがちです。ところが、浜崎は常に新しい音楽や若いアーティストを研究していて、そこに果敢にチャレンジしている。
数々のオマージュも、年下カレシを見つけることも、浜崎あゆみだからこそ可能なのであって、その猛烈なパワーに魅せられるファンは少なくないと思います」(芸能ライターの弘世一紀氏)

「昭和の歌姫」美空ひばりは命の散り際まで舞台に立ち続けた。「平成の歌姫」安室奈美恵は平成の終わりとともに40歳の若さで歌手人生に幕を閉じた。マドンナよりも20歳も若い浜崎あゆみなら「令和の歌姫」を目指せるかもしれない。

8/1(木) 9:26配信 日刊ゲンダイ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190801-00000012-nkgendai-ent

写真
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