24日の放送で加藤は大崎会長との会談について「芸人サイドの意見と会社の意見が平行線」とし、
大崎会長からは「持ちかえらせてくれ」「いま決めることはできへん」と、加藤の要求した経営陣の退任については保留だったことを明かした。

さらに、「岡本社長の会見を悪いと思っていないのは、うん?と思った。僕自身の意志は固いので引き続き話し合いを行う」と述べた。

こうした加藤の言動に同調している芸人は「スッキリ」で共演するハリセンボン近藤春菜(36)だけでなく、
加藤と同郷の北海道出身の「平成ノブシコブシ」の吉村崇(39)はツイッターで、「何かあった時は北海道の人について行きます」と“加藤支持”を表明。

また友近(45)は、仲裁に乗り出したダウンタウンの松本に対して「大崎会長と岡本社長と絆の強い松本さんが、
これから頑張っていこうと後輩芸人たちに呼び掛けたものだと思うけど、私はそこまでは思えない」

「松本さんには『待ってください』と言いたい」と発言。闇営業問題をきっかけにこれまで内部で渦巻いていた不平不満が噴出する一方で、
ベテラン芸人の大平サブロー(63)はラジオで「時代が変わった」としつつも続々と声を上げる若手に対して
「気に入らんかったら辞めろ、おまえら」と一喝。吉本ファミリーが分裂危機に瀕している。

「急先鋒の加藤は吉本の中ではダウンタウンを筆頭とする関西系の保守本流ではない。
普段は芸能人とはツルまずに同郷の友人と遊んでいるタイプなので、一般人としての十分なバランス感覚を持っています。

ニックネームは“狂犬”ですが素顔は硬骨漢。不祥事で吉本を契約解除となった相方の山本圭壱の復帰を当時社長だった大崎氏がなかなか認めなかったため、
会社の上層部に対する不満もかねて大きかった。山本は06年に契約解除となり、16年に復帰するまで10年もの月日を要しましたから」(芸能関係者)

今後の展開について吉本の事情に精通するテレビ関係者はこう解説する。

「岡本社長は大崎会長の完全な子飼いであり傀儡です。最悪のケースは、岡本社長が責任をとって辞任し、また新たな子飼いが社長に就任、
岡本氏はいつの間にか子会社の社長に納まっているというパターン。大崎会長は院政を敷きつつ、実質的に体制は何も変わっていないという事態です」

芸人総大将、加藤の乱。森内閣倒閣を目指した2000年の「加藤の乱」のように尻つぼみにならなければいいが。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/258955/2