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「女性セブン」95年2月2日号
天才松本人志「土下座せい!」事件に文句続出!

事の真偽を確認しようと『爆笑問題』のマネージャーにたずねると、「その後(松本とは)会ってませんし、
もう終わったことですから…」と、くり返すばかりで、この件は思い出すのもいやといった感じだった。

一般社会の通念でいえば、『爆笑問題』のコラムは年配者への礼節をはなはだしく欠いたものと
いえるが、そこはあくまで“お笑い”の世界のこと。まして松本も似たような毒舌を売りにしている。

簡単にいえば、松本は“自分が他人をけなすのはいいが、他人が自分をけなすのは許さない”
という話で“それじゃ、松ちゃんにコケにされた有名人の立場はどうなるの”との声があがっているのだ。

演芸評論家の高信太郎さんもこう苦言を呈する。
「ダウンタウンは、いまの若手の中ではネタを持って出てきた最後の芸人っていわれている。
そういう部分の自負もあるんでしょうが、後輩におちょくられて激怒するなんて、器が小さすぎる
というもんですよ。自分たちはさんざんやってきたことなわけですからね、大人げないですよ」

とはいうものの、天才、奇才といわれる松本のこと。さすがの反論をきかせてくれるはずと、
1月15日に生田スタジオを訪ねてみた。番組収録前に彼を直撃すると「なんやそれ!」といったきり
プイと横を向いてしまった。あとはこちらの話もきかずに「知らん!」を連発してスタジオへと消えてしまった。

ダウンタウンと親しいテレビ局員がいう。
「松ちゃんが、それだけのことで後輩に土下座させるなんて考えられないよ。ほかにも理由があったん
じゃないのかな。いずれ本音を自分の番組のなかでしゃべるんじゃないかね。彼はそういう男だから」

松本人志さま、反論をお待ちしております。