現地時間7月3日、ブラジルで開催されているコパ・アメリカの準決勝で、前回王者チリとペルーが激突した。

 立ち上がりからペースを握ったペルーは2分、パオロ・ゲレーロのパスを受けたクリスティアン・クエバが狙うも、枠を捉えられない。

 チリも7分、左サイドから崩してジャン・ボセジュールの折り返しにチェルレス・アランギスが右足で合わせるも、ゴール左に外してしまう。その後は、ペルーのハイプレスに苦しみ、なかなかチャンスを作り出せない。

 すると22分、クエバのクロスのこぼれ球をエディンソン・グローレスが左足でゴールに叩き込み、ペルーが先制点を挙げる。

 さらに38分には、ロングパスに反応したカリージョが、飛び出してきたGKをかわして折り返すと、ジョシマール・ジョトゥンが胸トラップから左足を一閃。無人のゴールにシュートを突き刺し、リードを広げる。

 43分に、CKからピンチを招いたものの、ホセ・ペドロ・フエンサリーダのヘッドをGKペドロ・ガジェスが好セーブ。2点のアドバンテージを保ったまま、前半を終える。
 
 反撃に出たいチリは50分、アランギスのFKにエドゥアルド・バルガスがヘッドで合わせたものの、ポストに嫌われる。

 67分にボセジュールのクロスがゴールに向かい、思いがけない決定機となるも、75分にバルガスが1対1となったシーンとともに、ガジェスの好守に防がれる。

 結局、後半アディショナルタイムに、主砲ゲレーロのゴールでダメを押したペルーが、その直後に献上したPKも防いで、3-0で快勝を飾った。

 王者を破ったペルーは、二度目の優勝を飾った1975年以来、44年ぶりの決勝進出。現地時間7日に開催されるファイナルで、ホスト国ブラジルと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
7/4(木) 11:26
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