藤田菜七子騎手が海外初勝利、目標はWチャンピオン

 藤田菜七子騎手(21=根本)が30日、スウェーデンのブローパーク競馬場で行われた「ウィメンジョッキーズワールドカップ」に出場して海外初勝利を挙げた。

 5鞍騎乗予定の2鞍目(芝1400メートル)。
 64キロを背負って2番人気フランシスクスに騎乗。
 道中8番手を進み、直線で1度は内を突いたが、前が壁になったため外に持ち出した。
 残り200メートルから追い出すと、先に抜け出した内の2頭をかわしてゴールに飛び込んだ。

 同騎手は「とてもうれしいです。ゲートは速くなくて一緒に出て行けなかったけど、一番いい脚を使ってくれました」と振り返り、ワールドチャンピオンになりたいかと問われ「すごくなりたいです」と笑いながら答えた。

 今レースは世界各国から招待された10人の女性騎手が条件の異なる5レースに騎乗し順位に応じた獲得ポイントを競い合う。
 同騎手は17年6月に同国ヤーデット競馬場で行われたレディースワールドチャンピオンシップ第8戦に騎乗し、3着(7頭立て)だった。

日刊スポーツ [2019年06月30日 20時37分]
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