中田がこのような発言をする背景には、明らかに「松本人志の呪縛」がある。

 中田のように、90年代半ばのダウンタウン全盛期に中高生だったお笑い好きの人間にとって、その権威は絶対的なものだった。松本は、単に面白いものを提供していただけではなく、「これが面白い」という価値観を示していた。それが下の世代に大きな影響を与えたのだ。