ベルギー挑戦で得た自信を胸にチリ戦へ 「自分がどこまでできるのか確かめたい」

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森保一監督率いる日本代表は、現地時間17日にコパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ初戦で大会2連覇中のチリ代表と対戦する。フィジカルの強さと狡猾さが特長の難敵に対し、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)は「僕のところで全部潰せればいい」と真っ向勝負を挑むことを宣言した。

 植田は今季、鹿島アントラーズからベルギー1部セルクル・ブルージュへ完全移籍。リーグ第3節スタンダール・リエージュ戦(0-0)でデビューを飾ると、今年4月のプレーオフ2・第3節ロイヤル・エクセル・ムスクロン戦(3-2)で移籍後初ゴールを決めるなど、公式戦27試合1得点の成績を残した。

 2018年9月の森保ジャパン初陣に招集されていたが、同シリーズのコスタリカ戦(3-0)では出番がなく、コパ・アメリカ直前に行われたキリンチャレンジカップ2試合も一度はメンバーに選出されながらクラブ事情により不参加。今回のコパ・アメリカは植田にとって、18年6月の国際親善試合パラグアイ戦(4-2)以来の出場を懸けた戦いとなる。

 空中戦や1対1など、日本では“武闘派DF”として鳴らしてきたなか、ベルギー移籍で総合力も上がったと本人は自負する。

「常に練習から外国籍選手とやれるのはすごく大きいこと。僕は日本で強さを持ち味にしているところはありましたけど、そういうところは磨きがかかったと思うし、それ以外にも成長できたかなと。ベルギー自体はそこまで動き出しがいい選手は少なくて、強さがフィーチャーされる部分はある。でも僕もいろいろ考えながらやってきて、自分がどこまでできるのか確かめたい。すごく楽しみです」

ディフェンスリーダーとして闘志 「まずは個で負けないという思いでいきたい」

 チリは4-3-3や4-4-2、4-2-3-1と前線は臨機応変に組み合わせを変える。シーズン中に足首を負傷していたエースFWアレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)の状態にもよるが、チリが3トップ、日本が3バックとなれば個々の局面でのプレーが勝敗を左右する。それでも植田は、その緊迫した状況をむしろ歓迎しているようだ。

「僕のところで全部潰せればいいと思うし、そういう考えで僕はいる。年齢(24歳)もそうだし、僕がもっとチームを引っ張っていきたいという思いもある。まずはその個で負けないという思いでいきたいです」

 ベルギーで大きく成長した植田が、難敵チリの前に立ちはだかる。

6/17(月) 8:40配信 フットボールゾーン
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