日本陸連は28日、ドーハで9〜10月に行われる世界選手権のマラソン代表を発表し、
男子は川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)二岡康平(中電工)山岸宏貴(GMO)、
女子は中野円花(ノーリツ)谷本観月(天満屋)池満綾乃(鹿児島銀行)が選ばれた。
6人は9月15日の2020年東京五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ」(MGC)の参加資格を持つが、出場しない。

 今回の世界選手権はMGCと近い時期に開催され、両方への出場が不可能だった。
日本陸連の河野匡・長距離・マラソン・ディレクターは、選手側から世界選手権出場の意思表示があったと明かし
「正直驚いた。いろんな考え方があるんだと改めて感じた。五輪に重点を置きすぎていた反省もある」と話した。

 暑さが苦手な川内は当初から世界選手権優先の意向を示していた。五輪の競争率の高さから、
将来を見据えて今回は日本代表経験を積みたいという選手や指導者の声もあった。
人選に苦労することも懸念していた河野ディレクターは「全員が十分、入賞を狙える。
自信を持って送り出したい」と前向きに語った。
https://www.sanspo.com/sports/news/20190528/ath19052820390006-n1.html