5/8(水) 5:55配信
バルセロナ 0−4 リヴァプール

UEFAチャンピオンズリーグ準決勝リヴァプール対FCバルセロナの2ndレグの一戦が現地時間7日(火)20:00よりアンフィールドで開催され、4-0でリヴァプールが大逆転で制し、2試合合計スコア4-3でリヴァプールが2年連続のファイナル進出を決めた。

スアレスからリヴァプールへのメッセージ「夢を叶える準備はできている」

試合は予想通り、3点差を追うリヴァプールが熱狂的なサポーターの後押しを受け、バルセロナにプレッシャーを掛ける展開となった。そして、7分にリヴァプールが1点を奪う。マティプのロングフィードが短くなるが、ジョルディ・アルバの後方へのクリアを奪ったマネのパスからヘンダーソンがシュートを放つ、一度はテア・シュテーゲンがブロックするが、こぼれ球をオリジが押し込み反撃の狼煙を挙げた。(1-3)

早々の失点でバタつくバルサだが、14分に決定機を迎える。ビダルの素晴らしいサイドチェンジで局面を打開すると、アルバのオーバーロードから最後はメッシがフィニッシュ。これはアリソンにセーブされるがこのプレーを皮切りにバルサがチャンスを2つ続けた。

中盤で受けたメッシのドリブル突破からラストパスをもらったコウチーニョが低い弾道のシュートを放つが、これもアリソンのセーブに阻まれる。直後のコーナーキックからのこぼれ球をメッシが左足で蹴り込むがボールはわずかに枠を外れた。

それでもリヴァプールの勢いは衰えない。23分にはロバートソンが強烈なシュートでテア・シュテーゲンを強襲する。サポーターはアンフィールド凱旋となったスアレスやコウチーニョにも容赦ないブーイングを浴びせ、バルサがボールを持った際にも常に大声をあげてプレッシャーを掛け続けた。

劣勢のバルサだが、4分間のアディショナルタイムで相手のミスから2つのチャンスを作る。シャチリのパスミスからメッシがシュートまで持ち込むがゴールマウスを捉えることができない。その後の相手CKのクリアをシャチリが再びミスすると、そこからのカウンターでメッシから中央に進入したアルバに決定的なパスが繋がるが、アリソンの好判断の飛び出しに阻まれた。

バルサはビダルがフィジカルの強さと気の利いたポジショニングで守備面で大きく貢献し、ピケを中心とした最終ラインが要所を締めて前半を乗り切った。

後半最初のチャンスはリヴァプール。50分にCKからファン・ダイクが意外性のあるヒールキックでテア・シュテーゲンを脅かした。1分後にはバルサがメッシのスルーパスからスアレスが背後に抜けてシュートを放つが、アリソンが立ちはだかった。

そして54分、リヴァプールが2点目を奪う。バルサの自陣でのパスミスからアレクサンダー=アーノルドの右からのクロスを後半開始から投入されたワイナルドゥムが右足で合わせ1点差にする。(2-3)

すると2分後、リヴァプールがとうとう試合を振り出しに戻す。前半は乗り切らないシャチリの左サイドからのクロスを再びワイナルドゥムが頭で合わせて同点。(3-3)

さすがのバルサもアンフィールドの空気にのまれてしまい、昨季のローマ戦の苦い思い出が頭をよぎるバルベルデは、堪らずコウチーニョに代えてセメドを投入して流れを遮断しようと試みる。バルサは68分にメッシがラキティッチとの大きなワンツーでフィニッシュを迎えるが、これもアリソンに阻まれた。

ボールを握りたいバルベルデは75分に効いていたビダルに代えてアルトゥールを投入する。

そして一瞬の隙をリヴァプールが見逃すことはなかった。コーナーキックでバルサの選手が一瞬集中力を切ったところをアレクサンダー=アーノルドの素早いリスタートからオリジが決めて逆転。バルサは誰もボールを見ていなかった。(4-3)

アウェイゴール1点を取れば再逆転のバルサだが、アンフィールドに屈し、4年ぶりとなる決勝進出を目前で逃した。バルサはメッシの悲願でもあったビッグイヤー獲得は夢と消えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190508-00010000-sportes-socc
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