タレントの長嶋一茂が、4月28日放送の『マルコポロリ!』(関西テレビ)に出演し、父・長嶋茂雄の指導法について語った。

父親が監督をしていた巨人軍時代は「おはようございます」としか会話をせず、野球の指導をほとんど受けたことがなかったという一茂。
番組で出演者が、息子より松井秀喜の指導に力を注いでいたという話に触れると「しょうがないね。松井の方がセンスもあったし」と発言する。

一茂によると、長嶋監督は松井が4番になるための計画を立て、毎晩つきっきりで指導していた。
「松井は遠征へ行ったときに誰とも飲んだことがない。松井と親父だけは(試合後に)帰ってきて2人だけで素振り。3年間、遠征先のホテルでずっと」と振り返る。

ここで出演者が「松井は嫌だと思わなかったのか?」と質問すると、一茂は「それは全然ない。親父と松井は(野球の)感性がすごく合った」と明かしていた。

そんな師弟関係ゆえか、松井はメジャーへ行ってからも長嶋監督に助言を求めることがあったという。 

「松井が不調になったとき、『どうしたらいいですか?』って国際電話がかかってきた。
親父が『松井振ってみろ』と、バットを振る音を電話口で聞いて、あるとき(瞬間)に『よし! いまの音だ!』と電話を切った。次の日、(松井は)2本か3本ホームラン」

じつはこの電話指導、阪神・掛布雅之に対してもおこなわれていたらしく、「同じように電話で振らせて、スイングの中で風を切る音が変わったところで『いまのだ!』って。
その年は掛布さんホームラン王をとってるんじゃないかな」と説明していた。

音だけをたよりにスイングの良し悪しがわかるとは、さすがミスターの一言である。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190501-00010005-flash-ent
5/1(水) 20:03配信

https://www.youtube.com/watch?v=Bc0qqZKzj4A
ミスター野球教室(1997年)