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2019年04月29日 09時07分

民放公式テレビポータルサイト「TVer(ティーバー)」が4月29日深夜に不正アクセスを受け、アプリ及びWebサイトで番組画像の改ざんなどが行われました。TVerは不正アクセスの事実を認め、「ご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」とTwitter上で謝罪しました。

民放が連携した初めての公式テレビポータルTVerは、各局の人気ドラマやバラエティを好きなときに無料で動画視聴できるキャッチアップサービス。今回の不正アクセスでは、「あなたの番です」が「あなたの番ナリ」に、「集団左遷!!」が「集団予告!!」に、「俺のスカート、どこ行った?」が「当職のスカート、どこ行ったナリ?」など、複数のドラマ番組のタイトルが改変されていました。また、これらの作品は、あらすじ紹介の部分でもネットで話題になったことのある実在の弁護士の名前などを挙げて、ストーリーを捏造していることが確認されました。さらにアクセスランキングのページでは、ネット流出事件被害者の画像や名前が使用されるなどもしていました。

こうした事態についてTVerは、「4月29日午前0時過ぎから午前3時半頃までの間、TVerのアプリおよびWEBサイトにおきまして、外部からの不正アクセスにより番組画像等の改ざんが行われました」と説明。

「ご利用いただいているユーザーの皆様にはご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪したうえで、「なお、この間TVerをご利用いただいたユーザーの皆様の機器等への影響はございません。また、TVerではユーザーの皆様にアンケートにお答えいただいておりますが、個人を特定できるものではなく、アンケート情報そのものの漏洩もございません」「今後はこのようなことが起きませんよう、セキュリティ対策を強化して運営してまいります」とのコメントを公式Twitterで掲載しました。

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