4/16(火) 11:43配信
 ◆カブス7―2マーリンズ(15日、マイアミ)

 カブス・ダルビッシュ有投手(32)が15日(日本時間16日)、敵地のマーリンズ戦に先発。6回途中で今季最多96球を投げ、4安打2失点8奪三振の好投で今季初勝利を手にした。昨季は度重なる故障で1勝に終わった右腕は、昨年5月20日のレッズ戦以来330日ぶりの白星となった。

 今季4試合目の先発となったダルビッシュは初回に3点の援護をもらうと、リードを守った。2回に2四球などで1点を失い、4回にもソロを被弾。だが、味方打線の追加点にも助けられて、堂々たる投球を見せた。5―2と3点リードの6回2死一塁でマウンドを救援陣に譲った。

 昨季は故障に苦しんだ右腕。6年総額1億2600万ドル(約139億円)の大型契約で入団したが、1勝3敗。右腕に痛みが出てメジャーの登板は5月が最後で、復帰を目指して8月にはマイナーのマウンドに上がったが、9月に右肘骨棘(こっきょく)の除去手術を受けた。今季もこれまで3試合は白星をつかめずにいた。メジャー8年目。今季から通訳をつけずに過ごすなど、メジャーにすっかりなじんだダルビッシュだが、苦しんでメジャー2019年初勝利をつかみ取った。

 この日(現地時間4月15日)は有色人種初のメジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソンに敬意を表し、全選手が全球団共通の永久欠番でもある背番号「42」をつけて試合に出場。ダルビッシュも慣れ親しんだ「11」ではなく「42」を背負った。

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