モロッコ1部、ユスーフィーア・ベレチドの選手がゴール直後に歓喜から一転の珍シーン

 モロッコ1部リーグで驚きのプレーからゴールが生まれた。2日に行われた第23節ユスーフィーア・ベレチド対ムールディア・ウジダ戦(1-1)で先制ゴールが生まれた直後、選手たちがベンチ前で携帯を使って“セルフィー(自撮り)パフォーマンス”を披露したなか、まさかの試合再開からPK献上で失点という珍シーンが反響を呼んでいる。

試合は前半30分、ユスーフィーア・ベレチドのMFモハメド・ファキが右足の鋭い切り返しをから、鮮やかな左足ループシュートを放って先制ゴールを奪取。喜びを爆発させたファキに選手たちが駆け寄り、自軍のベンチ前に集結した。そこで携帯をスタッフから受け取ったファキが他の選手たちと歓喜の自撮りを敢行している。

 最近では、日本代表DF酒井宏樹が所属するフランス1部マルセイユのイタリア代表FWマリオ・バロテッリが同様のパフォーマンスを披露して話題を呼んだ。ゴール直後に携帯を手にしたバロテッリが自撮りパフォーマンスを見せ、そのまま自身のインスタグラムに投稿するという驚きの行動で世間の耳目を集めた。

 ファキもそのパフォーマンスを真似る形となったが、撮影直後に選手たちが自陣ピッチに入った瞬間、選手たちが揃ったと判断した主審は試合再開を合図。すると相手のムールディア・ウジダは陣形が整う前に素早くキックオフし、ペナルティーエリア内まで入り込み、慌てて戻ったスーフィーア・ベレチドの選手たちがゴール前でファウルを犯し、PK献上となった。これを決められて追いつかれ、試合もそのまま1-1で終了している。

海外メディアも注目 「プランどおりにいかなかった」「本当に恥ずかしいシーン」
 自撮りパフォーマンスが原因の失点に海外メディアも注目。英紙「ザ・サン」は「モロッコのユスーフィーア・ベレチドはバロテッリの象徴的なポーズを真似ようとしたが、爆笑を誘う失敗に終わった」と言及。痛恨のPK献上を招いたゴールパフォーマンスについて「さらに悪いことに、インスタグラムのアップに失敗した」と続けている。

 また英メディア「スポーツ・バイブル」が「それはプランどおりにいかなかった。主審はユスーフィーア・ベレチドの大半の選手がポジションに戻る前に試合再開を許可した」と触れつつ、「本当に恥ずかしいシーン」と伝えた。さらにインドネシア紙「TRIBUNnews」も「選手たちによるパフォーマンスは、クラブにとって悲惨なものになった」と記している。

 歓喜のゴールパフォーマンスから一転、まさかの試合再開でPK献上という珍シーンは脚光を浴び、オランダのスポーツ情報サイト「NOS Sport」は公式ツイッターで動画を公開。その反響は今も広がり続けているようだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190405-00180993-soccermzw-socc

動画
https://twitter.com/NOSsport/status/1113737558985445376
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)