◆ヤクルト―DeNA(4日・神宮)

誰よりも自分が一番待ち望んでいた。2点を追う2回無死二塁のチャンス。
村上のバットがこれまでのうっぷんを外角ストレートにぶつけると、打球は空席の目立つ左翼スタンド前列に吸い込まれた。
昨年のプロ初打席アーチ以来となる今季18打席目での1号。眠り続ける未来の主砲候補に、ようやく持ち味の一発が飛び出した。

「毎日チームに迷惑ばかりかけていますし、結果を出さないといけない立場なので」。プロ1年目は1号の後に13打席連続凡退でシーズンを終えた。
初の開幕スタメンに抜てきされ、期待された今季も初安打は12打席目で、3日まで打率は6分3厘。
試行錯誤を続け、意見や評価も同じではない中、期待を込めて我慢の起用を続ける首脳陣にせめてもの結果で応えた形だ。

年明けから青木らと米ロサンゼルスで自主トレ。今も試合ごとに助言をくれる存在だ。
あいつは当たっていないピッチャーが多いから、俺はこういう風に考えてるよとか対策を毎日言ってるよ」。
2回の打席前にもベンチで呼び止められて打席へ向かうと、最高の結果が待っていた。

この日の練習では通算244本塁打を放った“怪童”中西太さんが見つめる中で打撃練習を行い、激励を受けた。
今は何もかもが勉強の日々だ。「毎日結果が出るわけじゃない。とにかく球に食らいついていくだけ」
とポジティブシンキングは失っていない。まだ19歳。若さを武器に、少しずつ前へ進んでいく。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190404-00000179-sph-base
4/4(木) 20:44配信

http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/d/6/d60ff_60_9aadbae0_b8ede7ed-m.jpg
https://i.ytimg.com/vi/vA2ws8nouJI/maxresdefault.jpg

https://www.youtube.com/watch?v=Lwfg8wSOaR4
2019 ヤクルト 村上宗隆 4/4 1号

https://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2019/cl2019040402.html
試合スコア