プロ野球、ソフトバンクの千賀滉大投手(26)は、米大リーグ、エンゼルスの投打の「二刀流」の大谷翔平を超える可能性を秘めている。
今季の開幕戦、3月29日の西武戦で自己最速の159キロを2キロ上回る161キロを連発。
日本選手4人目となる160キロ台は、日本ハム時代の大谷の165キロに迫る歴代2位の球速。球場は異様な雰囲気に包まれた。

そのシーンが訪れたのは一回だった。先頭の金子侑への初球、外角高めのボール球が161キロを計測。さらに、2球目の内角へのストライクの球も161キロ。本人は「そんな感じはしなかった。
バランスがよくなかったし」と素っ気なく話し、160キロ台を出すのは想定内だったという。

昨季の開幕戦で当時の自己最速157キロを記録した。そして、1年で160キロ台に突入できた要因は何か。その答えは「それ(肉体強化)が一因なのは間違いない」と認める。

千賀は同僚の石川柊太投手(27)とともにオフ、米テキサス州にあるダルビッシュの自宅を訪問。一緒にトレーニングをして刺激を受けたほか、筋力トレーニングで体全体の力を高めた。
オープン戦の時には「キャンプ中はシーズンの中盤くらいに(160キロ台を)出そうと思っていた」とも話していた。

球速で千賀の目の前には、現時点で大谷しかいない。球団のコンディショニング担当の大塚潔氏は「まだまだ上がると思う」と期待している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190402-00000027-mai-base
4/2(火) 16:30配信