「ソニー、やばい」と、あるタレントは言った。
ピエール瀧容疑者(51)の薬物事件の余波で、瀧容疑者の所属する芸能プロ、
ソニー・ミュージックアーティスツが大変なことになっているというのだ。

「ソニーは奥田民生に東京スカパラダイスオーケストラ、氣志團に西野カナ、倉科カナら、売れっ子のミュージシャンや俳優が大勢いる老舗。
業界では有名な大手ですが、看板のわりに事務所としての力はどうかという見方は以前からありました。

そこへピエール逮捕という激震で、タレントもスタッフも疑心暗鬼にでもなっているのでしょう。
ある若い女性タレントは移籍したがっています」(別の芸能プロ幹部)

疑心暗鬼になっているとすれば、第2の逮捕者が出るのではないかという不安もあるのではないか。

瀧容疑者がコカインを摂取したとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕された事件は、
瀧容疑者にコカインを渡していた疑いで通訳業の田坂真樹容疑者(48)が逮捕された。

瀧容疑者とは、テクノユニット「電気グルーヴ」の1989年の結成当時からの友人で、
夫の「DJ TASAKA」ともども、近い関係にあると伝えられる。

写真誌「フライデー」は、芸能人のクスリの入手ルートについて「身バレを防ぐために
何人もの仲介人を通じて取引をするのが通例だ。自分の手元に薬物が届くまでに何重もの予防線を張り巡らせている」と報じた。

瀧容疑者は当局の調べに「完落ち」したとされ、何重もの予防線まで、密売図が解明されているとすれば、
「芋づる式」にこれからも逮捕者が出てくるということか。

「次は誰だ」とフライデーなどで特集が組まれるのは、そうした臆測に立ってのものだろう。

「よく名前が挙がっているのは、俳優で監督や歌も歌っている『K』。
日本アカデミーで最優秀主演男優賞に輝いたこともある一方、奇行でも知られている。

平成の歌姫『H』やら大麻で逮捕歴のある男性歌手『N』、
元五輪メダリスト『K』にアイドルグループ出身の『A』なども挙がっていますね」(ドラッグ事情に詳しい週刊誌ライター)

瀧容疑者はコカインの白い粉末を鼻から吸引する際、韓国のウォン紙幣をストローのように細長く丸めて使っていたことが明らかになっている。
ウォン紙幣は表面がツルツルしているとかで、常習者がそうやって使うのだそうです。瀧容疑者も常習者であったならば、売人や密売組織との関係も深く、長くなる。

ここ数年は六本木のクラブなどでドラッグの蔓延が指摘されているし、麻取も来年の東京五輪へ向けて、取り締まりを強化していくはず。
瀧容疑者クラスかそれ以上の大物逮捕があるんじゃないかと、六本木界隈もソワソワしていました」(前出のライター)

芸能人は捜査が足元まで迫っていてもやめられないのが薬物の怖いところである。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geinox/250678