■中島のゴラッソをボリビア・メディアも絶賛!

苦戦を強いられたサムライブルーを救ったのは、24歳のテクニシャンだった。3月26日、ボリビア代表との親善試合に臨んだ日本代表は1-0で勝利した。

 4日前に行なわれたコロンビア戦(●0-1)からスタメン11人を入れ替えで臨み、香川真司や乾貴士、宇佐美貴史らを並べた日本は、キックオフ直後から主導権を握った。だが、自陣にプレスバックして守備的に立ち回ったボリビアに苦戦を強いられてしまう。

 それでも61分に中島翔哉と堂安律、68分に南野拓実と柴崎岳と矢継ぎ早に攻撃的なカードを切った日本は、76分に待望の瞬間を迎えた。堂安を起点としたカウンターから左サイドに展開して最後は中島が右足での強烈なシュートでニアサイドを打ち抜いた。

 結局、これが決勝点となって、日本は3月シリーズを勝利で締めくくった。

 この一戦で惜しくも敗軍となった自国を、ボリビア・メディアはどう見たのか。日刊紙『Los Tiempos』は、「ショウヤ・ナカジマがボリビアのバリアを破った」と速報で報じ、同じくボリビア紙の『La Razon』は「極東で力のある日本に我々は勝つことができなかった。この遠征での腕試しは失敗に終わった」と、この3月シリーズ2連敗に終わったアジア遠征についてレポートした。

 南米2チームとの親善試合を1勝1敗で終えた森保ジャパン。この結果は、今年6月に幕を開けるコパ・アメリカにいかなる影響をもたらすのか。注目したい。

3/26(火) 21:58 サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190326-00056231-sdigestw-socc

 このゲームを速報で伝えたのが、南米チリのメディア『Latercera』だ。6月のコパ・アメリカでチリ代表は日本代表と同じグループに組み込まれており、今回のキリンチャレンジカップ2連戦でのパフォーマンスを注視していたのだろう。

 以下のように論評している。

「コパ・アメリカでチリのライバルとなる日本が、ボリビアを相手に内容を伴ったゲームを展開し、見事に1−0で勝利を飾った。90分間を通して組織としての強みを発揮し、粘り強く攻め立てて、ショウヤ・ナカジマ(中島翔哉)の鮮やかなショットで決勝点を挙げたのだ。先週金曜日にはコロンビアを相手に0−1と敗れたものの健闘しており、今回の勝利で活力を取り戻しただろう。日本は侮れない強敵と見て間違いない」

 日本代表はブラジルで開催されるコパ・アメリカにゲスト参戦する。現地6月17日に第1戦をチリ代表と、同20日にウルグアイ代表と、同24日にエクアドル代表とグループリーグを戦う。

3/26(火) 22:15 サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190326-00056202-sdigestw-socc