3連覇を狙うJ1王者がまさかの大ブレーキだ。川崎は17日、G大阪に0―1で敗れた。後半アディショナルタイムに日本代表DF三浦弦太(24)にゴールを許し、4戦未勝利(1敗3分け)と開幕から白星がない異常事態に陥っている。

 昨季MVPのMF家長昭博(32)は「今はうちらしくない。サポートに入るのも遅くなっているし(パスを)出す側も、もらう側も迷いがある。自分たちがどこを目指してサッカーをするのかが問われている」とチームの歯車がかみ合っていない現状を分析した。

 不振の一因は、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)との両立だ。J1連覇を果たしながらもアジア王座は逃してきただけに、今季はタイトル奪取が至上命令。これまで以上にACLを重視し、リーグ戦とメンバーを入れ替えながら戦う難しさがある。DF谷口彰悟(27)も「もちろんそれはある」と認めたうえで「ポジショニングとか、一人ひとりがもう一回考えていかないと」と連係の修正が急務という。

 王者としてJ1とアジアのタイトル取りへ、川崎は難題をクリアしなければならない。

3/18(月) 16:45配信 東京スポーツ
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