レアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマは今季、公式戦40試合で20得点をマークしている。2016-17シーズンは19得点、昨季は12得点のみで、今季のゴール数増加は明白だ。

ベンゼマは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)が退団したことで、「自分の本当のサッカー」ができるようになったと“効果”を語った。フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が報じている。

 レアルでの9シーズンで公式戦通算438試合451得点を記録したロナウドだったが、昨夏にイタリア王者ユベントスへ電撃移籍。これまではポルトガルのスターを立てるために自分を犠牲にしなければならないとまで言われてきた“白い巨人”から、絶対的エースがいなくなった。

 しかし、これを機にゴール数を伸ばしているのがベンゼマだ。現地時間1月24日のコパ・デル・レイ(国王杯)準々決勝第1レグのジローナ戦(4-2)、同27日のリーガ・エスパニョーラ第21節エスパニョール戦(4-2)、同31日の国王杯準々決勝第2レグのジローナ戦(3-1)では3試合連続で計5得点を挙げ、レアルのサンティアゴ・ソラーリ監督も称賛を惜しまなかった。

 ロナウドのいた時といない今との違いは何か。ベンゼマはフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」で、こう語っている。

「以前は、1シーズンに50ゴールを挙げる男がいて、僕の役割はアシストだった。クリスティアーノを助けるためにプレーしていたし、僕たちは良いパートナーシップを築いていた。僕は常に、彼がもっとゴールを決められるように助けようという意図を持って、彼を探していた。でも今は、僕が攻撃のリーダーで、違いを作れるかは僕次第だ。とてもハッピーだよ。なぜなら、やっと自分の“本当のサッカー”ができるからね」

 レアル在籍10シーズン目にして、ついに自分のサッカーを披露できるようになったベンゼマ。今後のさらなる飛躍に期待が集まる。

2/26(火) 21:10配信 フットボールゾーン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190226-00172842-soccermzw-socc

写真
https://www.football-zone.net/wp-content/uploads/2019/02/Karim-Benzema.jpg